結婚と同棲ってぶっちゃけ一緒で大して違いがないと思われる方多いのではないでしょうか。
また、一緒に住むにあたりメリットとデメリットを知っておきたい!!と思われる方も多いのではないでしょうか。
確かに、結婚と同棲の違いについて、基本的には同じ家に住み、生活を共にするという点に関しては違いはないのかも知れません。ただし、結論から言うと、心理的・法的・社会的側面での大きな違いがあります。
この記事では、同棲も結婚も経験者である私が結婚と同棲はどう違うのか、そもそも一緒に住むメリットとデメリットは何があるのか徹底的にご紹介していきます。
結婚と同棲の違いは?
結婚と同棲の違いのポイントは、ズバリこちら!
・心理的側面(責任感、親戚付き合い、苗字が変わる)
・社会的側面(社会保障)
・法的側面(慰謝料請求)
このパートでは、結婚と同棲の違いを3つのポイントに抑えてご紹介します。
結婚前で同棲しようか迷っている方、結婚と同棲の違いについて知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
結婚と同棲の心理的側面での違い
心理的にはどのような違いがあるのでしょうか。
早速見ていきましょう!
責任の違い
結婚と同棲は責任の違いが顕著にあります。
同棲は、2人の関係が悪くなり解消しようと思えば、簡単に解消することができます。
どちらか片方がお家を出ればそれで済む話です。
ただし、結婚は、一旦入籍をすると離婚届を提出しないと婚姻関係を解消することができないのです。
また、結婚を解消する際にどちらとも離婚届に判を押さないと離婚は成立しません。
片方が同意しなかった場合は、法廷で争うことになります。
このことから、責任の重みが同棲と結婚とでは全く異なります。
同棲は比較的気楽に考えても大丈夫ですが、結婚となるとある程度覚悟を持って決断しなければならないものとなっています。
親戚付き合い
親戚付き合いはあるのか無いのかも結婚と同棲で異なるポイントになります。
同棲の場合は、ライトな言い方をするとただ単に一緒に住んでいるだけなので、相手の親戚付き合いについてはほとんど気にしなくても大丈夫でしょう。
ただ、結婚した場合は、新年には相手の家族や親族に挨拶をしに赴く、相手の親族に不幸があった場合はお葬式に参加するなど特に女性で相手の家族に入る場合は、もちろんその家族として行動をしなければなりません。
そのため、常に相手の家族のことを思い然るべき時には面倒くさいと思っていても大事な会には参加をしなくてはいけません。
もちろん各家庭によりけりかと思いますが、結婚した場合、相手の家族も自分の家族と同様に振る舞う必要があります。
現に私は、新年には夫の親族が一挙に集まる会に参加しましたし、つい最近では、夫の伯父が亡くなってしまいお葬式に参加をしました。
苗字が変わる
苗字が変わることも結婚と同棲とでは気持ち的に異なる要素の1つです。
同棲の場合は、苗字は変わりませんが、結婚する場合は基本的には夫婦同じ苗字になります。
同じ苗字になることで、結婚したという実感や湧いてくるかと思います。
例えば、病院で呼ばれるときの名前、レストランを予約するときの名前など生活の中であらゆる場面で新しい苗字を使うことになります。
私もそうでしたが、結婚当初は全く慣れませんが、徐々に気持ちも追いついてくるかと思います!
結婚と同棲の社会的側面での違い
社会的側面ではどのような違いがあるのでしょうか。
結婚している場合、社会保障が適応され社会保険の扶養控除が受けられることがあげられます。
年間の収入が130万円以下であれば、扶養されている方は配偶者控除を受けられ、社会保険料を払わずに済むのです。
他方で、同棲の場合は一緒に住んではいますが、残念ながら扶養控除を受けることができません。
また、同棲の場合は、家族であることが社会的に容認されていないため、相手の万が一の惨事の際に、手術の同意書に家族としてサインができなかったり、面会ができないなどといった大きな違いがあります。
やはり結婚と同棲とでは社会的に大きな違いがあるのですね、、!
結婚と同棲の法的側面での違い
結婚と同棲では、法的な側面においても大きな違いがあります。
結婚している場合は、婚姻関係が成立している際に片方が浮気をした場合、相手に対して慰謝料を請求することができます。
一方、同棲している場合(婚約や内縁の関係でない場合)は基本的には法律的に関係性が認められていないため、慰謝料の請求はできません。
同棲パートナーに浮気をされた場合でもショックを受けることは間違いありませんが、婚姻関係がない場合は慰謝料請求ができる条件(婚姻関係が成り立っている必要性)に当てはまっていないため、慰謝料の請求はできないのです。
このように法律的な観点においても結婚と同棲とでは扱いが全く異なるので注意が必要です!
慰謝料のことなどは今から考えることでもないですが、結婚前の同棲に悩まれている方がいらっしゃいましたら頭の片隅に置いておいても良いかもしれません!
結婚前に一緒に住むメリットとデメリットは?
結婚前に同棲をしたほうがいいのかな?それともしないまま結婚をした方が良いのかな?同棲のメリットデメリットって具体的にどんなことがあるのかな?
結婚前や同棲前にこのように悩まれる方は多いのではないでしょうか。
私もその1人でした。今では結婚をして穏やかに暮らしていますが、結婚・同棲前は相当悩みました。
このパートでは、結婚前の同棲において一緒に住むメリットとデメリットを体験談をベースにご紹介します!
一緒に住むメリット
早速、一緒に住むメリットから見ていきましょう。
ポイントは以下の通り、3つあります。
・結婚生活の想像ができる
・一緒にいられる時間が増える
・生活費が抑えられる
結婚生活の想像ができる
なんといっても一番のメリットは、結婚後の生活の想像ができることです。
やはりただ付き合っているだけだったり、半同棲では毎日生活を共にしないので、相手がどのような1日を過ごしているのか、その中で相手はどんな価値観を持っているのかを図ることは難しいです。
毎日一緒に住むことで、相手がどんな毎日を過ごすのかをじっくり見ることができます。
私自身、結婚前に同棲を約1年経験してパートナーの意外な一面が垣間見えました。
例えば、ゴミ出しの際にダンボールの上のラベルやテープはきっちり剥がして出す人なんだ、毎日朝は朝食よりも睡眠時間を優先する人なんだ、など生活を共にしていないと気づけなかった部分が同棲をすることで気づくことができます。
結婚生活の想像ができない方や結婚前に相手のことを深く知っておきたい!と言う方は、一緒に住んでみる良いかもしれませんね!
一緒にいられる時間が増える
一緒に住むと言うことは、基本的には同じお家へ帰り、食事を共にし、寝る時も一緒です。
すなわち、別々に暮らしているよりも一緒にいられる時間が増えます。
同棲していないと次のデートで会う約束をしたり、ビデオ通話で夜遅くまで電話したり、時には相手が今何をしているか不安になったりと一緒に入れない時間がどうしても同棲しているより多くできてしまいます。
同棲していると好きな時に好きな人と会える、一緒の時間が過ごすことができるのでコスパがいいですよね。
LINEする時間や不安になったりする時間も少なくなるので、コスパが良いですよね!
生活費が抑えられる
お互い一人暮らしをしていると生活費が同棲するよりも2倍かかってしまいますよね。
自炊をする時も食材の量が多く無駄にしてしまうなんてことも往々にしてありますよね。
同棲をすると一人暮らしをしていた時と同じ食材の量で2人分は作れてしまうので、食費が浮くうえに、食材ロス防止にもなりますよね。
家賃やガス水道代も2人で折半すると1人暮らしをするよりも費用を抑えることができますよね。
私の場合は、家事分担をすることで一人暮らしをしている時よりも効率よく生活ができていたように思えます。
また、どちらかが体調を崩した時には必要なものを買い出しに行ったり、食事を作ったりと万が一の場合にもサポートしてくれる人がいるのはとても心強いですよね。
新型コロナウィルスに罹った時はとても辛かったですが、夫のサポートのおかげでだいぶ早く回復することができました!
一緒に住むデメリット
次に一緒に住むデメリットを見ていきましょう。
ポイントは以下の2つになります。
・結婚の機会が難しくなる
・有事の際にも保障がない
結婚の機会が難しくなる
同棲をしていると一緒にいられることに満足してしまい、次のステップである結婚をいつすべきか悩んでしまう場合があります。
なんとなくお互いの生活習慣や価値観を知ることができて、結婚の意識は持ってはいるが、同棲の快適さに慣れてしまってなかなか踏み出せない人は私の周りでもたくさんいます。
同棲と結婚の違いのパートでもご紹介しましたが、結婚となると色々検討しなければならないことが増えるためある程度決断力が必要になります。
同棲から抜け出して前進するには結婚と同棲の違いを理解し、お互いの将来について真剣に考えると良いでしょう。
有事の際にも保障がない
2つ目のデメリットとしては、万が一の場合でも保障がないことです。
これは、本記事の結婚と同棲の違いの社会的側面と法的側面のパートでもご紹介しましたが、何かあっても同棲はあくまでも一緒に住んでいるだけなので、一切の社会的な手続きや法的な措置が享受できないのです。
一緒に住む前に、こちらも頭の片隅に置いておくと良いでしょう。
まとめ
この記事では、同棲と結婚の違いについてと一緒に住む際のメリット、デメリットについて私の体験談も織り交ぜながらご紹介しました。
同棲と結婚は、主には心理的、社会的、法的側面で違いがあることをご紹介しました。
また、一緒に住むメリットは「結婚生活の想像ができる」、「一緒にいられる時間が増える」、「生活費が抑えられる」の3点についてお伝えし、デメリットは、「結婚の機会が難しくなる」と「有事の際にも保障がない」の2点お伝えしました。
いかがだったでしょうか?この記事があなたの今後を後押しするものになっていたら幸いです。
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